第二十四回〜あすみ亭クロスレビュー!!愛狂・酔狂・晴夢 感想合戦!! (前編)〜

こんにちは!8代目 子敷屋晴夢です!

1月22日開催、あすみが丘プラザでの初めての寄席「あすみ亭〜おはようフクブクロ〜」無事閉幕しました!

ご来場いただいた皆様、そして、今回は見合わせたけれど興味を持っていただいた皆様、誠にありがとうございました!!!

いつもは真蔵くんが、寄席後にブログの感想まで書いてくれるんですが今回はなんと………

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お仕事のため無念の欠席……!!!
(魂は高座に……!)

ということで今回は、
わたくし、8代目 子敷屋晴夢、
今回の主任、9代目 三升亭酔狂、
ふくぶくろ代表 3代目 女難亭愛狂
の3人で!
クロスレビュー形式で、裏話なども混ぜながら、思う存分、感想を語っていきたいと思います!!


◆女難亭あきや「熊の皮」◆

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〜あらすじ〜
おかみさんから「お赤飯をもらったからお礼を行ってきて」と頼まれたものの、お礼の口上を忘れてしまった甚兵衛さん。果たしてちゃんとお礼を言えるのか?


〜感想〜
[晴夢] 直前の前説の話題をいじりつつ、お客さんの心を掴む巧妙な枕が最強の開口一番でした!ちょっとメタ的なオリジナルのくすぐりも面白かったです!!

[酔狂] 久しぶりの出演と言うことで、「初めての寄席のつもりで出る」とのことでした。しかしやはり、一瞬にして客席を味方に付ける技量は天賦のもの。このスタートダッシュを見て、今日の寄席は大丈夫そうだと思える一席でした。

[愛狂] しっかりした古典落語で驚きました。あきやさんの噺に出てくるおかみさんは、演じてるというより、彼の心に棲むおかみさんがただ出てきてるって感じで、好きなんですよねー。


◆麻屋鶴蔵「寝床」◆

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〜あらすじ〜
義太夫語りが好きだけど、聞く人の健康を害するレベルで下手な大家さん。絶対に聞きたくない長屋連中はあの手この手で逃れようとするが……。


〜感想〜
[晴夢] 鶴蔵さんご自身が感じている(?)、そして社会人なら誰しも思い当たる節のあるストレスを、落語でおおいに発散していて、とっても楽しかったです!

[酔狂] 彼の卓越した安定感とおやじ感を併せ持つ滑稽話は「堂に入っている」の一言です。「見た目はおやじ、中身は二十歳(ハタチ)」は彼のかつての持ちネタでしたが、中身のおやじの方も相当だと思います。

[愛狂] 今回も、スーパーてんこ盛りご機嫌落語で大いに賑やかしてくれました。ひたすらに笑いっぱなしでした。


◆女難亭愛狂〜獅子舞〜◆

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〜あらすじ〜
客席の合間を縫って登場した「獅子舞」がお客さんと戯れる!


〜感想〜
[晴夢] 獅子舞だけで4分間、人を楽しませる構成が素晴らしい!噺が終わった直後に再登場した鶴蔵さんとの息もぴったりで、なんだかイルカショー、ならぬ獅子舞ショーのようでした!

[酔狂] 客席人気No.1の演目です。鶴蔵さんと獅子舞のコミカルなやりとりは日光猿軍団の様相を呈しています。獅子舞は買うと30万円ほどらしいですが、今後のためにも是非ご検討いただきたいですね。

[愛狂] 高座で獅子舞をやりたい、という思いつきを許可してくれた主任と、補佐で出演してくれた鶴蔵さんに感謝です。
会場大ウケ、中の私バテバテ、頭を噛んで欲しい来館者さんがチラホラ、、、
今後も年1くらいで、やりたいな。


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まだまだ語って行きたいところですが、結構ボリューミーなので、ここで一旦、お仲入り!
後半戦は明日更新です!