第四十八回~幕張寄席のご案内「目指せ!”ふく”の大連鎖!」

 おはようございます。

 YouTubeでeスポーツ「ぷよぷよ」の大連鎖動画を見るのにはまっている鶴蔵です。

 

 そのきっかけとなったのが、愛知・名古屋アジア大会のeスポーツ「ぷよぷよ」で、11歳の栗原選手が優勝したこと。

 得意の大連鎖を武器に見事な勝利。

 栗原選手、優勝おめでとうございます!

 

 そもそも「ぷよぷよ」とは、同じ色の「ぷよ」を4つ以上つなげて消していくパズルゲームで、いかに連鎖を重ねるかが鍵となります。

 

 それにしても、大連鎖は見ていて気持ちがいいです。

 きっと選手たちは、何手も先の連鎖を予想しながら、ぷよを積み重ねているのでしょう。

 

 さてさて、今回は、10月24日(土)に幕張コミュニティセンターにて開催される「幕張寄席~ふくの宅急便~」のご案内です!

 

 

 今回のトリを務めるのは、八代目子敷屋晴夢さん!久々の登場です!

 

 細部までこだわり抜いた彼女の落語。

 そして、豊かな表情に代表される確かな演技力。

 

 一つひとつの言葉や仕草が見事につながり、気が付けば噺の世界へと引き込まれていきます。

 

 寄席を構成する演者も個性豊か。

 古典・擬古典・新作など、見どころたっぷりの落語で、トリの晴夢さんへ噺を繋げていきます。

 

 演者から演者へ、寄席全体が一つの大きな連鎖となって、皆様を楽しませます。

 

 目指せ!「ふく」の大連鎖!

 

 どんな噺がどんな展開をつくっていくのか。

 ぷよぷよとは違い、展開を読めない寄席ならではの楽しみがあるのではないでしょうか。

 

 皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

 

第四十七回~あすみ亭振り返り「そこに山があるから」

 こんにちは。

 先日、ふくぶくろの先輩方と富士山に登ってきた鶴蔵です。

 

 私の趣味は登山なのですが、「どうして山に登るの?」と聞かれることがよくあります。

 

 私が山に登る理由は、登頂した後、または下山後に、達成感に浸りながら食べる食事や飲む酒がうまいからです。

 食事や酒がうまいのは、登山で膨大なカロリーを消費したことで、暴飲暴食に対する罪悪感がなくなることも理由の一つかもしれません。

 

 一緒に登った先輩は、「登山のハイライトは下山後の銭湯」だと言っていました。

 あの、頭から勢いよくシャワーを浴び、乾ききった汗を流す瞬間はたまりませんね。

 

 それぞれ楽しみを見つけて、これからも先輩方と登山を続けていきたいなと感じました。

 

■ あすみ亭の振り返り

 

 さて、本日は5月末に開催された「あすみ亭~ふくぶくろからこんにちは~」の振り返りです!

 

 

 達成感に浸りながら食べる食事や飲む酒がうまいのは、寄席も同じ。

 

 そして、寄席のハイライトはアンケートを読む瞬間ではないでしょうか。

 お客様の生の声を聴くアンケートのハラハラ感、ドキドキ感はやめられませんね(笑)。

 

 今回は、トリを務めた五代目女難亭愛狂さんから、演者の皆様に対して、たっぷりとコメントをいただきましたので、そちらを紹介しながら寄席を振り返っていきます。

 さあ、演者の皆さん、心の準備はできていますか(笑)

 それでは、出番順に紹介していきます!

 

(以下、愛狂さんのコメントです。)

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・子敷屋 飛雲 「道具屋」

 今回唯一の学生OBの飛雲さん、開口一番ながら客席をがっつり温めてくれました! 

 落研の間では「るうず」と呼ばれている彼は名前の通り、物事にルーズなやつで、試験受験への遅刻はするわバイトでも怒られまくりなやつですが、これが落語をするといい味を出してくれます。彼の落語を初めて見た時は、なぜか溢れる名人感に驚きましたが、このルーズな人間性なおかげでしょう!?!?

 

・女難亭 愛飢男 「ストレスの海」

 今回の愛飢男さんは一味違っておりました。

 なんと言っても見どころは、、、、、その着物!!

 親類が数少ない結城紬の織工で、その価値なんと100万円はするであろう結城紬で意気揚々と登場しました。「この時間は落語を観る時間ではなく、着物鑑賞会だと思ってください」と落語に対しては逃げ腰でスタートしましたが、持ち前の聴き入ってしまう口調で大いに盛り上げてくれました!

 余談ですが、推定100万もするその着物はなんと無料で貰ったそうです。農家の親戚から野菜を貰うみたいな感じでしょうか、羨ましい限りです^ - ^

 

・いらし亭 今宵 「冷蔵庫の光」

 大先輩の登場です!

 今回出演していただいた方々を落語会にお誘いした方法には2パターンあり、1つは前回の落語会「この町を駆け抜ける」の打ち上げで僕、五代目愛狂がベロベロに酔っ払いながらダル絡みでオファーした泥酔パターンと、後日冷静にお願いした丁重パターンとあります。

 今宵さんは前者の泥酔パターンで「最近あなたの落語見てないっすよ!」と、なんとも失礼極まりないお願いに快くOKしていただきました女神のような先輩です。

 (女神にしちゃ人間的な)現代人なら誰もが犯してしまう冷蔵庫に溜め込んでしまう”アレ”をテーマにした落語をしていただきました。なんとも心地よい時間でした!

 アレとは何か、、!すぐ下にネタバレあり!

 (アレとは、サラダにかけるドレッシング、、!)

 

・麻屋 真蔵 「子ほめ」

 またまた大先輩のご登場!この方も、泥酔パターンで出演していただいた優しき先輩です。しかも、当日の夜中まで仕事をしてきた後だったそうで、ご多忙の中の出演に頭が上がりません。

 さらに重なるストレスと在宅ワークで太ったらしい真蔵さん。しかし、そんな仕事の疲れも、太った悲しみも感じさせない明るい高座でした!

 アンケートでは、「見た目は、、、変わらないかな!」とお客さんにも相変わらず可愛がられていました。

 

・ショー・A 「 ジャグリング」

 色物枠での登場にも関わらず、アンケートでは1番の高評価をもらっていたあすみ亭の立役者のご登場です!

 僕、愛狂の大学の同期でありアパートの隣人でもあり、彼からジャグリングを教わったこともある仲ですが、ちゃんと彼の芸を観るのは初めてだったので、もうびっくり!!!目の前でボールやクラブ(ボウリングのピンのようなもの)が軽々投げられ、ぐるぐる、ぐるぐると回転する様は圧巻です。また出てもらいたい!!!(出てくれ!頼む!!)

 

・花乃家 羽飛 「荒茶の湯」

 満を期してヒザでの登場です。荒茶の湯というずいぶんニッチな演目なのでどの位置に入れようか悩みに悩み、消去法でヒザという重めの位置になりましたが、ここにして良かった!

 ここだけの話、羽飛さんはアラサーにして唐突に坊主頭にするという奇行を、年始早々初日の出を観るために皆で集まったタイミングで見せびらかす変人です。しかし、そんなことをする人はただの痛いやつかと思いきや、しっかり笑わせてくれるからたまりません。僕が出番直前緊張している間にも、ついゲラゲラ笑ってしまいました。

 

・女難亭 愛狂 「片棒」

 トリなのでビシッと締めなければいけない立場ですが、実はあることに気はそぞろで、直前1週間はそのことをずっと思い出しておりました、、(照)

 それも、愛狂は落語会のちょうど1週間前にコンカフェなるところで”昭和歌謡”好きの女の子と逢ってきました。2004年生まれにして、なんと1番好きな歌手が水原弘という中々の強者(つわもの)です。僕が岡晴夫が好きですと伝えたら、オカッパルという言葉をすぐ出してきた時には深く感服、同時にコーフンが止まりませんでした。水原弘はもちろん、昭和30,40年をお好きな方、ぜひ会いに行くと、楽しい時間を過ごせるはずです。高円寺は「余白」でこの子”””恋水なぎさちゃん”””と会うことができます!!(X→@_koinagi)

 

 あ、落語の感想でした、、!(汗)

 ブログでもなぎさちゃんに心を奪われておりました、、(恥)

 

 片棒という古典落語をやらせていただきました!

 途中の口三味線、口太鼓(?)のシーンでは狙い通りに笑っていただきとてもそれはもう大満足な時間でした!ありがとうございました!!

 恋水なぎさちゃんの話のせいでコーフン止まらず、早口になってしまって落語自体は悔しい気持ちもありましたが、念願のふくぶくろでのトリを務められて楽しい時間でした!ご来場いただきありがとうございました!

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※トリの愛狂さん、高座で熱唱!

 

 高座での様子はしっかりと紹介しつつ、各演者の出演に至った経緯や変人エピソード、自分自身の独特な趣味に触れ、各演者の高座だけではなく、その人自身の人間味まで感じられる、味わい深いステキな感想でした。

 私自身も客席で楽しませてもらったのですが、それぞれが個性を存分に発揮した高座を楽しむことができ、もう笑いっぱなしの2時間でした。

 

■ 最後に

 

 なぜ寄席をやるのでしょうか。

 

 高座にあがってお客様の反応を感じること、ドキドキしながらアンケートを読むこと、客席で寄席を楽しむこと、そしてただお酒を飲むことも、もちろん楽しいです。

 

 いろいろと書きましたが、結局は、寄席をやる理由ってそんなに難しいものではないかもしれません。

 

 有名な登山家 ジョージ・マロリーが、山に登る理由を問われたときに答えたとされる名言があります。

 

「そこに山があるから。」

 

 改めて寄席を振り返ってみて、ちょっとはその言葉の意味がわかる気がしました。

 

※寄席後のカラオケも、気持ちいいものです。


【おまけ】

※富士山でみた「影富士」。自分達が登った富士山が雲海に映し出される神秘的な光景です。

第四十六回~初陣「上田寄席」

 こんばんは。
 先日、北アルプスへ登山に行き、すっかり筋肉痛の鶴蔵です。

 

 長野県塩尻市で食べた山賊焼きが、これまた絶品でした。

 「山賊焼き」という名前の由来には諸説ありますが、一つには「鳥を揚げる」と「取り上げる」を掛けているとも言われています。

 カリッと揚がった衣に、ジューシーな鶏肉。
 それをビールで流し込む……最高でした。

 

 さて、今回は、今週末に、この長野県で開催される、ふくぶくろ主催の寄席のご案内となります。

 なんと、千葉県以外の場所では、初めての開催です!

 

 詳細は以下のチラシをご覧ください! 

 



※AIで生成。

 

 この長野の地で、

 

 上げてみせるは、お客様の心。

 務めてみせるは、初陣のトリ。

 

 トリは地元出身の花乃家羽飛。

 飛ぶ鳥を落とす勢いそのままに、今度はお客様の心を落としてくれるでしょう。

 

 皆様のご来場を、心よりお待ちしております。

 

(おまけ)

「山賊」でいただいた山賊焼きB定食。おススメのお店です!

gansosanzoku.com

 

第四十五回~あすみ亭のご案内「夢とロマンと金」

 

 こんばんは。
 昨日、職場の先輩に飲みへ連れて行っていただき、先輩の笑いセンスに感動した鶴蔵です。

 

 ちょっと太めの先輩が、自らのお腹をさすりながら言いました。

 

 「俺の腹には夢とロマンと金が詰まっている」

 

 すると、さらに上の先輩が一言。

 

 「夢とロマンは知らないが、確かに金はかかっている」

 

 その日も先輩は、大根おろしがたっぷりかかったハンバーグやオイルでじっくり煮込まれたレバーをほおばり、ダブルのハイボールでグビグビ流し込んでいました。

 

 「腹を育てるにも金がかかってるのよ」

 そう語る先輩は、満面の笑みでした。

 

 さて。

 先輩のお腹に夢とロマンが詰まっているかは分かりませんでしたが、こちらには確実に詰まっています。

 

 5月23日(土)に開催される「あすみ亭~ふくぶくろからこんにちは~」です。

 

 

 今回の見所はこちら!

 

・五代目女難亭愛狂 初めてのトリ

・大学四年生の新OB 初出演

・ベテラン勢 思い切ったネタチョイス

 

 「新たな挑戦」を詰め込んだ今回の寄席は、まさに「ロマンのかたまり」。

 大化けするかもしれない期待感に溢れています。

 

 そして、気になる番組はこちら!

 

※デザインには、主任のこだわりが!

 

 

 入場無料。

 お金はかかりません。

 大根おろしがたっぷりかかったハンバーグもオイルでじっくり煮込まれたレバーもダブルのハイボールも必要ありません。

 

 ですが帰るころには、きっと満足感で満たされているはずです。
 

 話術でお腹いっぱいになった皆様の「満面の笑み」を見るために、あと2週間頑張ってまいりますので、当日はぜひ、土気あすみが丘プラザへお越しください。

第四十四回~穴川寄席振り返り「一番ウマいとき」

 こんにちは。

 先日、知り合いのおじいさん、おばあさんに誘われて、タケノコを掘ってきた鶴蔵です。

 小学生ぶりのタケノコ掘りでした。

 

 大人になると「欲」がでますね。

 

 せっかく収穫するなら、できるだけ柔らかいものを。

 しっかりと周りを掘って、根本からきれいに取りたい。

 

 私は2時間で5本ほど。

 一方で、一緒にいたおじいさん達は1人20本。

 もう、大小もオスもメスも関係なく、とにかくガンガン収穫していました。

 

 そして、うちに帰ってタケノコを食べて気づきました。

 

 「全部、ウマい。」

 

 どうやらこの竹林、もともと畑だったらしく、土がいいのだとか。

 やっぱり大事なのは、土壌ですね。

 

 

■ 穴川寄席の話を

 

 さて今回は、「欲」の話です。

 

 やりたいことをとにかく詰め込んだ、穴川寄席「この町を駆け抜ける」の振り返りです。

 

 今回のトリは、私、麻屋鶴蔵です。

 

 

◎ 開演3分前

 

 舞台袖からのぞいた会場は、想像以上の景色でした。

 用意した席が足りないほどの入り!50名から60名くらいのお客様がいらっしゃったでしょうか。

 

 嬉しさと同時に、不安も膨らみます。

 

 そんな中、隣の真蔵さんが一言。

 「私達は、もうこの会場のキャパに収まらないですね。」と冗談交じりに笑っていました。

 

◎ 演者の登場

 

 

 まずは、浮世亭楽狂さん『権助魚』

 

 発声や所作、間の取り方まで、全てがキレイなので、どんな噺でも笑いを取ります。

 千葉大学落語研究会という、土壌の良さも感じました(笑)。

 

 彼女の刻む心地よいリズムにお客様が呼応し、会場がホクホクに出来上がっていきます。

 

 

 続いて、風呂屋苦沙弥さん『初天神』

 

 正直に言うと、今回の寄席は“とっちらかる”予感がありました。

 なにせリレー落語です。それも創作で。

 

 そんな中で、しっかりと軸を作ってくれる存在が苦沙弥さんです。

 彼の「いぶし銀」の芸が、しっかりと「寄席っぽさ」をもたらしてくれるのです。

 こういう役割が本当に必要なんです。

 

 

 仲トリは、麻屋真蔵さん『芝浜』

 

 今回必要だったのは、「芝浜を仲トリでやってくれる人」「私が作った禁酒条例(上)を仕込んでくれる人」でした。

 この2つの噺が、私のトリ噺「禁酒条例(下)」につながっていくのです。

 

 正直、面倒な役回りです。

 

 それを引き受けてくれたのが、真蔵と愛狂さん。

 

 真蔵さんの高座は見事でした。

 長い噺をテンポよくまとめながらも、登場人物の感情は丁寧にくみ取り、「芝浜」が持つ人情味を味わせてくれました。

 

 そして何よりもマクラ。

 もう何の話をしていたかは忘れましたが、なんであんなに盛り上がるのでしょうか。

 

 あれが、力なのだと思います。

 


 

 

 仲明けは、田原かいようさん『ギター漫談』。

 

 かいようさんは、ふくぶくろの寄席に初登場です。

 

 ああ、ブログを書いている今でも、かいようさんが奏でる心地よいメロディーが聞こえる気がします。

 

 決め台詞の「それでも陽は登る。」

 

 笑いだけではなく、前を向いて進んでいく力をくれる芸。

 舞台袖で聞いていた私は、「私もそんな落語ができたらな」と感じておりました。

 

 ヒザは女難亭愛狂さんで『禁酒条例(上)』。

 

 寄席のちょっと前の話です。

 

 この噺は、そのまま私が披露する「禁酒条例(下)」に繋がっていきます。

 だからこそ、お互いが演じる世界観がずれないようにと、この噺が録画されたデータを送ってくれました。

 

 私のわがままに、真剣に向き合ってくれる優しさが沁みました。

 

 私の演出は残していただきつつも、独自の解釈やくすぐりも加えた「愛狂流」の落語をたっぷりと楽しませていただきました。 

 

 そして、私。

 

 『禁酒条例(下)』

 

 今回やりたかったのは、次の3つです。

 

・創作リレー落語

・現実と落語世界の融合

・エンディングでの寄席の振り返り演出

 

 すべてを詰め込みました。

 

 結果は、

 

 正直、賛否両論でした。

 私自身も、「やりすぎちゃったかな」と思うところもありました。

 

 

◎ 帰りの電車の中で

 

 ちょっと複雑な気持ちで帰りの電車に乗っていた時のこと。

 

 後輩が私に声をかけてくれました。

 ステキな演出だった、と。

 

 嬉しかったですね。

 

 本当の寄席のハイライトは、あの瞬間だった気がします。

 

 

■ 寄席を終えて

 

 今の私は、「まだまだ「禁酒条例(下)」を磨きたい、もっとよくできる」という気持ちに溢れています。

 

 なんて、欲深いのでしょうか。

 でも、その欲があるから、次に進める気がします。

 

 そういえば、タケノコは収穫してすぐが一番ウマいそうです。

 時間が経てばたつほど、固くなっていきます。

 

 これから、私が向き合っていくものは落語。

 

「なんだ、創ってすぐが一番ウマかった」

 

 そうは、言わせないために、もっともっとこの噺を磨いていきます。

 

※おまけ

 打ち上げで、愛狂さんのお誕生日をお祝いしました。

 この写真は、誕生日プレゼントのウイスキーの値段を聞いて驚いている愛狂さんです。 

第四十三回~穴川寄席のご案内「この町を駆け抜ける」

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 皆様、年末年始は、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 私、鶴蔵は、愛狂さんとともに、キューバ、そしてメキシコを旅してまいりました。

 

 年越しは、メキシコの首都・メキシコシティ。その中心にそびえるメトロポリタン大聖堂で迎えました。

 大聖堂から鳴り響く鐘の音を聴きながらの年越し。

 あの音が、新年に向けてのゴングのように聞こえたのは、きっと気のせいではないでしょう。

 

 さて、2026年は午年。

 今年も勢いよく、駆け抜けてまいりますよ。

 

 新年一発目の寄席はこちら。

 

 穴川寄席

 「この町を駆け抜ける」

 

 

 トリは私、麻屋 鶴蔵が努めます。

 

 このタイトルには、2つの意味を込めてみました。

 

■ 学生時代から

 

 穴川の町には、学生の頃からお世話になっております。

 初めてトリを務めたのも、この会場の大広間でした。

 今回のチラシは、私がデビューした寄席のチラシのオマージュでもあります。

 

 

 ※2014年 お目見え寄席のチラシ

 

 これまでお世話になったこの町で、これからも落語を続けていきたい。

 

 そんな想いを、この言葉に込めました。

 

■ 寄席の構成として

 

 今回は、メンバーの協力を得て、噺をつなげていく「リレー落語」という形をとりました。

 「駆け抜ける」という言葉に、駅伝のイメージを重ねました。

 これは、私がいつかはやってみたかった寄席の形です。

 噺がどう繋がって、最後にはどんな結末となるのか。

 その結果は、ぜひ会場でご覧ください。

 

 それでは、今回の寄席を彩るメンバーをご紹介いたしましょう。

 

 

 細部までこだわりぬいた落語は、小魚も逃さない地引網。

 彼女が張り巡らせた繊細な網に、きっとあなたの心も絡めとられることでしょう。

 その時間の価値は、一番マグロにも劣らぬ至福のひととき。

 

 浮世亭 楽狂 「権助魚」

 

 

 マグロにも旬があるように、落語にも旬があるのはご存知か。

 その旬を見極めるのが、落語の粋。

 口調、所作、間、江戸の風を、ここに吹かせてくれるでしょう。

 

 風呂屋 苦沙弥 「初天神」

 

 

 彼に「旬」は関係ない。ただ、会場の空気を作るだけ。

 箱根駅伝の名物、5区の山登り。この寄席で言えば、まさにこの区間。

 ふくぶくろの名物。さあ、誕生するは「芝の神」。

 

 中トリ 麻屋 真蔵 「芝浜」

 

 

 ふくぶくろに新しい風を吹かせる存在。

 大聖堂の鐘がゴングなら、彼の音は初日の出。

 自然と、気分が前を向いていくのを感じます。

 

 田原 かいよう 「お楽しみ」

 

 

 テオティワカン遺跡で、先輩と見た初日の出。

 そこで語り合った、今年の夢。

 私の夢を叶えるためには、先輩の力が必要なのです。

 いや、先輩でなければ、叶えられないのです。

 

 女難亭 愛狂 「禁酒条例(上)」

 

 

 愛狂さんの「なぞかけ」、真蔵さんの「まくら」。

 そこから感じた寄席の醍醐味は「ライブ感」でした。

 酔狂さんの「青菜」に憧れ、狗頭さんの「キッス研究会」に教えられた、「やりたいことを、やるのが一番だ」という気持ち。

 12年間落語を続けてきた私が、「今、一番面白い」というもの、つくりました。

 

 トリ 麻屋 鶴蔵 「禁酒条例(下)」

 

 

 それでは皆様、穴川コミュニティセンターでお会いしましょう!

 最後に寄席の詳細について、ご案内いたします。

 

・日時:1月24日(土) 13時開場 13時30分開演

・場所:穴川コミュニティセンター

・木戸銭無料

・予約不要

 

【穴川コミュニティセンター】

〒263-0024

千葉県千葉市稲毛区穴川4ー12-3

www.anagawa-cc.net

 

※おまけ メトロポリタン大聖堂の前より「明けましておめでとうございます」

 

 

第四十二回~幕張寄席振り返り「夢はみるものか、かなえるものか」

 こんばんは。大掃除で見つけたお酒を飲んで、いい感じに酔っ払いっている鶴蔵です

 

 先日、両替をしようと千葉駅の千葉銀行に向かう途中、思わず足を止めてしまう光景に出会いました。

 道の先に長蛇の列ができているのです。おそらく50人ほど並んでいでしょう。

 その先に何があるか気になったので、歩いて行ってみると、そこにあったのは「宝くじ売り場」でした。

 この日は、一粒万倍日と呼ばれる最強の開運日。

 その1枚に夢を見る人々の表情は、長蛇の列でも幸せそうでした。

 

 帰りの電車では、予備校帰りの高校3年生が、友達と一緒に一喜一憂しながら模試の自己採点をしていました。

 どうやら、彼らは千葉大学を目指しているようです。母校を目指してくれていると、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

 電車を降りた高校生は小走りで改札へ向かいます。

 全力で夢を叶えようとする高校生の表情は、その状況を楽しんでいるようでした。

 

 昔から、よく聞く言葉があります。

 

「夢はみるものか、かなえるものか」

 

 その1枚に夢をみても、その1秒を絞り出して夢をかなえようとしても、どちらも正解に思えますが、先日まで放送していたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」に登場した記者は、こう答えていました。

 

 「夢は生きること」

 「夢を追って生きているうちに、いつのまにか夢と共に生きている」

 

■ 幕張寄席のお話を

 

※全員で撮った集合写真!

 

◎ 気になるお客様の人数は

 

 さて、今回は10月25日(土)に開催された幕張寄席の様子をご紹介いたします。

 

 主任は麻屋 真蔵。

 サブタイトルは「となりのふくぶくろ」。

 

 真蔵さんが、サブタイトルに込めた想いは、「いつまでもお客様のそばに寄り添っていたい」というものでした。

 

 私達はそう想っているのですが、現実はなかなか厳しいもの。

 というのも、前回の幕張寄席にいらっしゃった人数は約5名だったのです。

 

 今回はたくさんのお客様にお越しいただけるよう、宣伝に力をいれました。

 真蔵さんは、秋の大さまめの持ち時間全てを使って、幕張寄席の宣伝いたしました。

(詳細は、前回のふくぶろぐ参照。)

 

 その結果、今回の幕張寄席にお越しいただいたお客様は.............

 

 約20名!!!

 

 お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

※今回の寄席から、幕がデビュー!ステキなデザインです!

 

◎これが私達の落語だ!

 

 大勢のお客様の前で、落語を披露させていただける喜びを感じ、演者は全力で落語を行いました。

 その感想は、真蔵さんの言葉に全て詰まっております。

 それでは、真蔵さんの言葉をもとに、演者の様子をご紹介します。

 

・いらし亭 旭陽 「千両〇〇」

 

 リアリティラインが絶妙で素晴らしい!全然分からないのに、何故かちょっとわかる。「みろたぬえ」の手触りや味が伝わってくるような、やっぱり伝わってこないような。創作でこの世界観を表現出来るのはすごい!

 

・女難亭 愛狂 「ぺたりこん」

 

 リハの時よりもさらに鮮烈さが増しましたね!感情がぐっちゃぐちゃです(褒め言葉)!本編ももちろんのこと、マクラではしゃぎまくる愛狂さんからも非常に良い出汁が出ていて満足感青天井の1席でした!

 

・風呂屋 苦沙弥 「だくだく」

 

 さすがの一言に尽きます。愛狂さんの後、「あれはなんだったんだろう?」と乱れた空気をしっかりと「落語会」に戻しつつ、爆笑をさらう剛腕ぶり。「柔」と「剛」を併せ持つ、苦沙弥くんを象徴するような1席でした。ありがとう!

 

・麻屋 鶴蔵 「パワハラ怖い」

 

 脱帽です。演題を知らされた当初「まんじゅうと違ってパワハラは普通に怖いんだから成立してねえだろ、全くこの人は(ニヤニヤ)」と侮っていた自分を思い切りひっぱたきたい。鶴蔵さんの人柄と題材ががっちり噛み合って見事な化学反応を起こしてました。最高。

 

・子敷屋 晴夢 「時そば」

 

 貴方を「グラニテ(口直し)」と称した自分をひっぱたきたい。いや殴ってください。いっそ踏んでください。いや、グラニテではあるんです。鶴蔵さんでギトギトになった口の中を実に爽やかに洗い流してくれる。でもすぐに「このグラニテ、なんて多彩で濃厚な味…!ふわあああ〜…!」ってなるんです。大満足です。コースの〆でいいくらいです。ご馳走様でした。

 

・麻屋 真蔵「素人義太夫」

 

 真蔵さんのコメントは私、鶴蔵から。

 

 今回の落語を見て、真蔵さんの落語が私達を惹きつける理由がわかった気がします。それは、「何よりも落語をやっている真蔵さんが楽しそうだから」。それによって、登場人物はいきいきと躍動するわけです。義太夫を語る旦那の楽しそうな様子。義太夫を嫌がる住人も、何だかその状況を楽しんでいるように見えるのは気のせいでしょうか。

 「細かいことは抜きにして、とにかく楽しんでいこうぜ!」

 そんな超絶ポジティブな感情が彼の落語には溢れています。

 

※トリの真蔵さん。楽しそう!

 

■ そろそろまとめに

 

◎ まくらクイズ

 

 今回の寄席では、落語の他にもう一つ披露したものがありました。

 

 「まくらクイズ」です。

 

 その売り文句はこんな感じでした。

 

 「皆、私をちゃんと理解してくれてるのかしら?」

 急に倦怠期の彼女のようなことを考え出した主任自身による「まくらクイズ!」

 10年来の友人たちの友情に涙するのか、はたまた気まずい沈黙が訪れてしまうのか.....!?

 

 そんな「まくらクイズ」で、彼が出した最後の問題は、「私の10年後の夢」でした。

 

 演者の回答は、

 

・愛狂「ここで、また皆様と会うこと」

・晴夢「ここで、落語をする」

・苦沙弥「お先、まっくら」

・鶴蔵「二刀流。まくらやさん、はなしかさん」

・旭陽「ケバブや」

 

 当てにいく方と、笑いをとりにいく方がいらっしゃる中、私は笑いをとりにいきました。

 (ここだけの話をさせてください。当日は笑いを取りにいったものの、私の本命は、「この仲間と落語会を続けたい」でした。)

 

 その正解は、

 

 落語会がしたい!!!

 

 サブタイトルに込めた想い、彼の素人義太夫、その全てに込められた想いは、「落語をしていきたい」とい夢だったのです。

 そして、その想いは、あの頃からのものだったのです。

 

※まくらクイズの様子。優勝は晴夢さん!

 

◎ ふくぶくろ結成秘話

 

 夢と聞いて、思い出すのは、ふくぶくろを結成したころの話です。

 

 それは、まだ私達が学生の頃。何かの寄席の帰り。確か、穴川コミュニティセンターから打ち上げの会場まで歩いていた時でした。

 寄席で燃え尽きて、心が空っぽになった私は、「この楽しさがいつまで続くのか」ということに不安を感じ、現在の代表である愛狂さんに提案しました。

 

 「これからも、いつまでも、こうやってワチャワチャしたいですね。」

 

 そんな夢がカタチとなったのが「ふくぶくろ」でした。

 

◎ 夢は見るものか、叶えるものか。

 

 そんな、ふくぶくろも今では、

 

・寄席の回数は年間3本。

・イベントの数は、年間15本。

 

 あの頃は、こんなことになるとは思っていませんでした。

 

 さあ、もう一度、問いましょう。

 

 夢はみるものか、かなえるものか。

 

 その言葉を私に貸してください。胸を張って答えます。

 

 「夢と共に生きている」

 

※寄席の打ち上げでは、私の30回目の誕生日をお祝いしていただきました!嬉しかった........