第四十五回~あすみ亭のご案内「夢とロマンと金」

 

 こんばんは。
 昨日、職場の先輩に飲みへ連れて行っていただき、先輩の笑いセンスに感動した鶴蔵です。

 

 ちょっと太めの先輩が、自らのお腹をさすりながら言いました。

 

 「俺の腹には夢とロマンと金が詰まっている」

 

 すると、さらに上の先輩が一言。

 

 「夢とロマンは知らないが、確かに金はかかっている」

 

 その日も先輩は、大根おろしがたっぷりかかったハンバーグやオイルでじっくり煮込まれたレバーをほおばり、ダブルのハイボールでグビグビ流し込んでいました。

 

 「腹を育てるにも金がかかってるのよ」

 そう語る先輩は、満面の笑みでした。

 

 さて。

 先輩のお腹に夢とロマンが詰まっているかは分かりませんでしたが、こちらには確実に詰まっています。

 

 5月23日(土)に開催される「あすみ亭~ふくぶくろからこんにちは~」です。

 

 

 今回の見所はこちら!

 

・五代目女難亭愛狂 初めてのトリ

・大学四年生の新OB 初出演

・ベテラン勢 思い切ったネタチョイス

 

 「新たな挑戦」を詰め込んだ今回の寄席は、まさに「ロマンのかたまり」

 大化けするかもしれない期待感に溢れています。

 

 そして、気になる番組はこちら!

 

※デザインには、主任のこだわりが!

 

 

 入場無料。

 お金はかかりません。

 大根おろしがたっぷりかかったハンバーグもオイルでじっくり煮込まれたレバーもダブルのハイボールも必要ありません。

 

 ですが帰るころには、きっと満足感で満たされているはずです。
 

 話術でお腹いっぱいになった皆様の「満面の笑み」を見るために、あと2週間頑張ってまいりますので、当日はぜひ、土気あすみが丘プラザへお越しください。

第四十四回~穴川寄席振り返り「一番ウマいとき」

 こんにちは。

 先日、知り合いのおじいさん、おばあさんに誘われて、タケノコを掘ってきた鶴蔵です。

 小学生ぶりのタケノコ掘りでした。

 

 大人になると「欲」がでますね。

 

 せっかく収穫するなら、できるだけ柔らかいものを。

 しっかりと周りを掘って、根本からきれいに取りたい。

 

 私は2時間で5本ほど。

 一方で、一緒にいたおじいさん達は1人20本。

 もう、大小もオスもメスも関係なく、とにかくガンガン収穫していました。

 

 そして、うちに帰ってタケノコを食べて気づきました。

 

 「全部、ウマい。」

 

 どうやらこの竹林、もともと畑だったらしく、土がいいのだとか。

 やっぱり大事なのは、土壌ですね。

 

 

■ 穴川寄席の話を

 

 さて今回は、「」の話です。

 

 やりたいことをとにかく詰め込んだ、穴川寄席「この町を駆け抜ける」の振り返りです。

 

 今回のトリは、私、麻屋鶴蔵です。

 

 

◎ 開演3分前

 

 舞台袖からのぞいた会場は、想像以上の景色でした。

 用意した席が足りないほどの入り!50名から60名くらいのお客様がいらっしゃったでしょうか。

 

 嬉しさと同時に、不安も膨らみます。

 

 そんな中、隣の真蔵さんが一言。

 「私達は、もうこの会場のキャパに収まらないですね。」と冗談交じりに笑っていました。

 

◎ 演者の登場

 

 

 まずは、浮世亭楽狂さん『権助魚』

 

 発声や所作、間の取り方まで、全てがキレイなので、どんな噺でも笑いを取ります。

 千葉大学落語研究会という、土壌の良さも感じました(笑)。

 

 彼女の刻む心地よいリズムにお客様が呼応し、会場がホクホクに出来上がっていきます。

 

 

 続いて、風呂屋苦沙弥さん『初天神』

 

 正直に言うと、今回の寄席は“とっちらかる”予感がありました。

 なにせリレー落語です。それも創作で。

 

 そんな中で、しっかりと軸を作ってくれる存在が苦沙弥さんです。

 彼の「いぶし銀」の芸が、しっかりと「寄席っぽさ」をもたらしてくれるのです。

 こういう役割が本当に必要なんです。

 

 

 仲トリは、麻屋真蔵さん『芝浜』

 

 今回必要だったのは、「芝浜を仲トリでやってくれる人」「私が作った禁酒条例(上)を仕込んでくれる人」でした。

 この2つの噺が、私のトリ噺「禁酒条例(下)」につながっていくのです。

 

 正直、面倒な役回りです。

 

 それを引き受けてくれたのが、真蔵と愛狂さん。

 

 真蔵さんの高座は見事でした。

 長い噺をテンポよくまとめながらも、登場人物の感情は丁寧にくみ取り、「芝浜」が持つ人情味を味わせてくれました。

 

 そして何よりもマクラ。

 もう何の話をしていたかは忘れましたが、なんであんなに盛り上がるのでしょうか。

 

 あれが、力なのだと思います。

 


 

 

 仲明けは、田原かいようさん『ギター漫談』

 

 かいようさんは、ふくぶくろの寄席に初登場です。

 

 ああ、ブログを書いている今でも、かいようさんが奏でる心地よいメロディーが聞こえる気がします。

 

 決め台詞の「それでも陽は登る。

 

 笑いだけではなく、前を向いて進んでいく力をくれる芸。

 舞台袖で聞いていた私は、「私もそんな落語ができたらな」と感じておりました。

 

 ヒザは女難亭愛狂さんで『禁酒条例(上)』

 

 寄席のちょっと前の話です。

 

 この噺は、そのまま私が披露する「禁酒条例(下)」に繋がっていきます。

 だからこそ、お互いが演じる世界観がずれないようにと、この噺が録画されたデータを送ってくれました。

 

 私のわがままに、真剣に向き合ってくれる優しさが沁みました。

 

 私の演出は残していただきつつも、独自の解釈やくすぐりも加えた「愛狂流」の落語をたっぷりと楽しませていただきました。 

 

 そして、私。

 

 『禁酒条例(下)』

 

 今回やりたかったのは、次の3つです。

 

・創作リレー落語

・現実と落語世界の融合

・エンディングでの寄席の振り返り演出

 

 すべてを詰め込みました。

 

 結果は、

 

 正直、賛否両論でした。

 私自身も、「やりすぎちゃったかな」と思うところもありました。

 

 

◎ 帰りの電車の中で

 

 ちょっと複雑な気持ちで帰りの電車に乗っていた時のこと。

 

 後輩が私に声をかけてくれました。

 ステキな演出だった、と。

 

 嬉しかったですね。

 

 本当の寄席のハイライトは、あの瞬間だった気がします。

 

 

■ 寄席を終えて

 

 今の私は、「まだまだ「禁酒条例(下)」を磨きたい、もっとよくできる」という気持ちに溢れています。

 

 なんて、欲深いのでしょうか。

 でも、その欲があるから、次に進める気がします。

 

 そういえば、タケノコは収穫してすぐが一番ウマいそうです。

 時間が経てばたつほど、固くなっていきます。

 

 これから、私が向き合っていくものは落語。

 

なんだ、創ってすぐが一番ウマかった

 

 そうは、言わせないために、もっともっとこの噺を磨いていきます。

 

※おまけ

 打ち上げで、愛狂さんのお誕生日をお祝いしました。

 この写真は、誕生日プレゼントのウイスキーの値段を聞いて驚いている愛狂さんです。 

第四十三回~穴川寄席のご案内「この町を駆け抜ける」

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 皆様、年末年始は、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 私、鶴蔵は、愛狂さんとともに、キューバ、そしてメキシコを旅してまいりました。

 

 年越しは、メキシコの首都・メキシコシティ。その中心にそびえるメトロポリタン大聖堂で迎えました。

 大聖堂から鳴り響く鐘の音を聴きながらの年越し。

 あの音が、新年に向けてのゴングのように聞こえたのは、きっと気のせいではないでしょう。

 

 さて、2026年は午年。

 今年も勢いよく、駆け抜けてまいりますよ。

 

 新年一発目の寄席はこちら。

 

 穴川寄席

 「この町を駆け抜ける」

 

 

 トリは私、麻屋 鶴蔵が努めます。

 

 このタイトルには、2つの意味を込めてみました。

 

■ 学生時代から

 

 穴川の町には、学生の頃からお世話になっております。

 初めてトリを務めたのも、この会場の大広間でした。

 今回のチラシは、私がデビューした寄席のチラシのオマージュでもあります。

 

 

 ※2014年 お目見え寄席のチラシ

 

 これまでお世話になったこの町で、これからも落語を続けていきたい。

 

 そんな想いを、この言葉に込めました。

 

■ 寄席の構成として

 

 今回は、メンバーの協力を得て、噺をつなげていく「リレー落語」という形をとりました。

 「駆け抜ける」という言葉に、駅伝のイメージを重ねました。

 これは、私がいつかはやってみたかった寄席の形です。

 噺がどう繋がって、最後にはどんな結末となるのか。

 その結果は、ぜひ会場でご覧ください。

 

 それでは、今回の寄席を彩るメンバーをご紹介いたしましょう。

 

 

 細部までこだわりぬいた落語は、小魚も逃さない地引網。

 彼女が張り巡らせた繊細な網に、きっとあなたの心も絡めとられることでしょう。

 その時間の価値は、一番マグロにも劣らぬ至福のひととき。

 

 浮世亭 楽狂 「権助魚」

 

 

 マグロにも旬があるように、落語にも旬があるのはご存知か。

 その旬を見極めるのが、落語の粋。

 口調、所作、間、江戸の風を、ここに吹かせてくれるでしょう。

 

 風呂屋 苦沙弥 「初天神

 

 

 彼に「旬」は関係ない。ただ、会場の空気を作るだけ。

 箱根駅伝の名物、5区の山登り。この寄席で言えば、まさにこの区間

 ふくぶくろの名物。さあ、誕生するは「芝の神」。

 

 中トリ 麻屋 真蔵 「芝浜」

 

 

 ふくぶくろに新しい風を吹かせる存在。

 大聖堂の鐘がゴングなら、彼の音は初日の出。

 自然と、気分が前を向いていくのを感じます。

 

 田原 かいよう 「お楽しみ」

 

 

 テオティワカン遺跡で、先輩と見た初日の出。

 そこで語り合った、今年の夢。

 私の夢を叶えるためには、先輩の力が必要なのです。

 いや、先輩でなければ、叶えられないのです。

 

 女難亭 愛狂 「禁酒条例(上)」

 

 

 愛狂さんの「なぞかけ」、真蔵さんの「まくら」。

 そこから感じた寄席の醍醐味は「ライブ感」でした。

 酔狂さんの「青菜」に憧れ、狗頭さんの「キッス研究会」に教えられた、「やりたいことを、やるのが一番だ」という気持ち。

 12年間落語を続けてきた私が、「今、一番面白い」というもの、つくりました。

 

 トリ 麻屋 鶴蔵 「禁酒条例(下)」

 

 

 それでは皆様、穴川コミュニティセンターでお会いしましょう!

 最後に寄席の詳細について、ご案内いたします。

 

・日時:1月24日(土) 13時開場 13時30分開演

・場所:穴川コミュニティセンター

・木戸銭無料

・予約不要

 

【穴川コミュニティセンター】

〒263-0024

千葉県千葉市稲毛区穴川4ー12-3

www.anagawa-cc.net

 

※おまけ メトロポリタン大聖堂の前より「明けましておめでとうございます」

 

 

第四十二回~幕張寄席振り返り「夢はみるものか、かなえるものか」

 こんばんは。大掃除で見つけたお酒を飲んで、いい感じに酔っ払いっている鶴蔵です

 

 先日、両替をしようと千葉駅の千葉銀行に向かう途中、思わず足を止めてしまう光景に出会いました。

 道の先に長蛇の列ができているのです。おそらく50人ほど並んでいでしょう。

 その先に何があるか気になったので、歩いて行ってみると、そこにあったのは「宝くじ売り場」でした。

 この日は、一粒万倍日と呼ばれる最強の開運日。

 その1枚に夢を見る人々の表情は、長蛇の列でも幸せそうでした。

 

 帰りの電車では、予備校帰りの高校3年生が、友達と一緒に一喜一憂しながら模試の自己採点をしていました。

 どうやら、彼らは千葉大学を目指しているようです。母校を目指してくれていると、なんだか嬉しい気持ちになりますね。

 電車を降りた高校生は小走りで改札へ向かいます。

 全力で夢を叶えようとする高校生の表情は、その状況を楽しんでいるようでした。

 

 昔から、よく聞く言葉があります。

 

「夢はみるものか、かなえるものか」

 

 その1枚に夢をみても、その1秒を絞り出して夢をかなえようとしても、どちらも正解に思えますが、先日まで放送していたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」に登場した記者は、こう答えていました。

 

 「夢は生きること」

 「夢を追って生きているうちに、いつのまにか夢と共に生きている」

 

■ 幕張寄席のお話を

 

※全員で撮った集合写真!

 

◎ 気になるお客様の人数は

 

 さて、今回は10月25日(土)に開催された幕張寄席の様子をご紹介いたします。

 

 主任は麻屋 真蔵。

 サブタイトルは「となりのふくぶくろ」。

 

 真蔵さんが、サブタイトルに込めた想いは、「いつまでもお客様のそばに寄り添っていたい」というものでした。

 

 私達はそう想っているのですが、現実はなかなか厳しいもの。

 というのも、前回の幕張寄席にいらっしゃった人数は約5名だったのです。

 

 今回はたくさんのお客様にお越しいただけるよう、宣伝に力をいれました。

 真蔵さんは、秋の大さまめの持ち時間全てを使って、幕張寄席の宣伝いたしました。

(詳細は、前回のふくぶろぐ参照。)

 

 その結果、今回の幕張寄席にお越しいただいたお客様は.............

 

 約20名!!!

 

 お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。

 

※今回の寄席から、幕がデビュー!ステキなデザインです!

 

◎これが私達の落語だ!

 

 大勢のお客様の前で、落語を披露させていただける喜びを感じ、演者は全力で落語を行いました。

 その感想は、真蔵さんの言葉に全て詰まっております。

 それでは、真蔵さんの言葉をもとに、演者の様子をご紹介します。

 

・いらし亭 旭陽 「千両〇〇」

 

 リアリティラインが絶妙で素晴らしい!全然分からないのに、何故かちょっとわかる。「みろたぬえ」の手触りや味が伝わってくるような、やっぱり伝わってこないような。創作でこの世界観を表現出来るのはすごい!

 

・女難亭 愛狂 「ぺたりこん」

 

 リハの時よりもさらに鮮烈さが増しましたね!感情がぐっちゃぐちゃです(褒め言葉)!本編ももちろんのこと、マクラではしゃぎまくる愛狂さんからも非常に良い出汁が出ていて満足感青天井の1席でした!

 

風呂屋 苦沙弥 「だくだく」

 

 さすがの一言に尽きます。愛狂さんの後、「あれはなんだったんだろう?」と乱れた空気をしっかりと「落語会」に戻しつつ、爆笑をさらう剛腕ぶり。「柔」と「剛」を併せ持つ、苦沙弥くんを象徴するような1席でした。ありがとう!

 

・麻屋 鶴蔵 「パワハラ怖い」

 

 脱帽です。演題を知らされた当初「まんじゅうと違ってパワハラは普通に怖いんだから成立してねえだろ、全くこの人は(ニヤニヤ)」と侮っていた自分を思い切りひっぱたきたい。鶴蔵さんの人柄と題材ががっちり噛み合って見事な化学反応を起こしてました。最高。

 

・子敷屋 晴夢 「時そば

 

 貴方を「グラニテ(口直し)」と称した自分をひっぱたきたい。いや殴ってください。いっそ踏んでください。いや、グラニテではあるんです。鶴蔵さんでギトギトになった口の中を実に爽やかに洗い流してくれる。でもすぐに「このグラニテ、なんて多彩で濃厚な味…!ふわあああ〜…!」ってなるんです。大満足です。コースの〆でいいくらいです。ご馳走様でした。

 

・麻屋 真蔵「素人義太夫

 

 真蔵さんのコメントは私、鶴蔵から。

 

 今回の落語を見て、真蔵さんの落語が私達を惹きつける理由がわかった気がします。それは、「何よりも落語をやっている真蔵さんが楽しそうだから」。それによって、登場人物はいきいきと躍動するわけです。義太夫を語る旦那の楽しそうな様子。義太夫を嫌がる住人も、何だかその状況を楽しんでいるように見えるのは気のせいでしょうか。

 「細かいことは抜きにして、とにかく楽しんでいこうぜ!」

 そんな超絶ポジティブな感情が彼の落語には溢れています。

 

※トリの真蔵さん。楽しそう!

 

■ そろそろまとめに

 

◎ まくらクイズ

 

 今回の寄席では、落語の他にもう一つ披露したものがありました。

 

 「まくらクイズ」です。

 

 その売り文句はこんな感じでした。

 

 「皆、私をちゃんと理解してくれてるのかしら?」

 急に倦怠期の彼女のようなことを考え出した主任自身による「まくらクイズ!」

 10年来の友人たちの友情に涙するのか、はたまた気まずい沈黙が訪れてしまうのか.....!?

 

 そんな「まくらクイズ」で、彼が出した最後の問題は、「私の10年後の夢」でした。

 

 演者の回答は、

 

・愛狂「ここで、また皆様と会うこと」

・晴夢「ここで、落語をする」

・苦沙弥「お先、まっくら」

・鶴蔵「二刀流。まくらやさん、はなしかさん」

・旭陽「ケバブや」

 

 当てにいく方と、笑いをとりにいく方がいらっしゃる中、私は笑いをとりにいきました。

 (ここだけの話をさせてください。当日は笑いを取りにいったものの、私の本命は、「この仲間と落語会を続けたい」でした。)

 

 その正解は、

 

 落語会がしたい!!!

 

 サブタイトルに込めた想い、彼の素人義太夫、その全てに込められた想いは、「落語をしていきたい」とい夢だったのです。

 そして、その想いは、あの頃からのものだったのです。

 

※まくらクイズの様子。優勝は晴夢さん!

 

◎ ふくぶくろ結成秘話

 

 夢と聞いて、思い出すのは、ふくぶくろを結成したころの話です。

 

 それは、まだ私達が学生の頃。何かの寄席の帰り。確か、穴川コミュニティセンターから打ち上げの会場まで歩いていた時でした。

 寄席で燃え尽きて、心が空っぽになった私は、「この楽しさがいつまで続くのか」ということに不安を感じ、現在の代表である愛狂さんに提案しました。

 

 「これからも、いつまでも、こうやってワチャワチャしたいですね。」

 

 そんな夢がカタチとなったのが「ふくぶくろ」でした。

 

◎ 夢は見るものか、叶えるものか。

 

 そんな、ふくぶくろも今では、

 

・寄席の回数は年間3本。

・イベントの数は、年間15本。

 

 あの頃は、こんなことになるとは思っていませんでした。

 

 さあ、もう一度、問いましょう。

 

 夢はみるものか、かなえるものか。

 

 その言葉を私に貸してください。胸を張って答えます。

 

 「夢と共に生きている」

 

※寄席の打ち上げでは、私の30回目の誕生日をお祝いしていただきました!嬉しかった........

 

第四十一回~秋さまめ振り返り「運命のコインマジック」

 先日は、地元で開催された祭に参加し、その打ち上げですっかり飲み過ぎてしまった鶴蔵です。

 

 達成感に浸りながらいただくお酒は、どうしてこんなに旨いのでしょうか。

 私たちが寄席を続ける理由のひとつも、きっとここにあるのだと思います。 

 

 宴会の席で、落研出身ということを伝えると、「一席お願い」と言われることが多く、これまでは小話を披露したり、饅頭を食べてみたりしていたのですが、最近は大先輩に教えていただいた「運命のコインマジック」を披露しております

 

 「女性の心を射止める芸」として伝授されたマジックですが、私の場合は会場の皆様に向けた一斉射撃です。

マジックを披露した瞬間の嬉しそうな表情が、お酒をさらに美味しくしてくれます。

 

 この一生モノの芸を教わったのは、千葉大学落語研究会大学祭特別興行の打ち上げでした。

 

■ 秋の大さまめのお話を 

 

 さて、今回は10月に開催された「秋の大さまめ」についてお話いたしましょう。

 
集合写真。カメラマンから「自由にポーズを」という声がかかった一枚。

 

 晴天に恵まれた「秋の大さまめ。」

 千城台コミュニティセンターさんが開催する「千城台コミュニティまつり」の一環として、若葉文化ホールにて、千葉大学落語研究会現役&OB寄席「千葉大演芸会」として開催されました。

 

 皆様、この題名に込められら「言葉遊び」に気づきましたでしょうか。

 センターの皆様が名付けてくださったもので、「千葉大学」と「大演芸会」をかけ合わせたものだそうです。

 (この素晴らしい発想は、いつか参考にさせていただきたいなと密かに思いました。)

 

 そのチラシには、こんなコメントも。

 

~上は人生ベテラン組 下はピチピチ現役生 

世代を超えた 笑いの祭典 ここに開幕~

 

 さあ、ついに始まりますよ。

 

 秋さまめの開演です。

 

■ 総勢21名の大演芸会。見どころを少しだけ

 

 全員紹介.................といきたいところですが、出演者はなんと21名!

 今回は、寄席の裏側で起こったハプニングや寄席の立役者にスポットを当てていきたいと思います。

 

◎ 間に合うのか!?タイムスケジュール

 

 今回の見所のひとつはプロの噺家さんの登場です。

 スケジュールでは、11時に古今亭今いちさんが登場する予定であり、その登場時間だけは遅らせることができません。

 そんな緊張感を抱えつつ、10時に寄席がスタートいたしました。

 

 最初に登場したのは勢いのあるこの2名。..........ですが勢いに乗りすぎたのか、一六亭玖世さん、有賀亭笑来さんの熱演で、この時点でまさかの15分押し。

 会場の盛り上がりと裏方のドキドキが交錯します。

 

 「早く、早く、擬宝珠をなめろ!」

 「早く、茶を飲め、飲むんだ!」

 

 運営はドキドキだったでしょうが、どこかこの状況を楽しんでいるようにも思えました。

 

高座の様子を見守る

 

 残り15分で2名、そのうちの1名は、ふくぶくろの「たっぷりやる」ことでお馴染みの「麻屋真蔵」さん。

 一体どうなるのか..........

 

 続いては、田原かいようさん。

 ギター漫談で一気に会場を盛り上げ、見事に役割を果たして真蔵さんへバトンタッチ。

 (かいようさんのギター漫談は、笑いどころはありながらも、心温まる内容となっており、あまりの良さに次のふくぶくろの寄席へスカウトしたほどです。.)

 

 さあ、序盤の見所、真蔵さんの登場です。

 真蔵さんも、枕だけで時間を完璧に調整。その内容も「話の続きが気になる方は来週の幕張寄席にお越しください」と、自身がトリを務める幕張寄席への伏線を張るという次へつながる展開。

 

 そういえば、真蔵さんは言っていました。

「秋の大さまめでの私のミッションは、幕張寄席の宣伝だ!!」

 話はそれますが、幕張寄席の集客は大変厳しく、前回は確か5名ほどだった気がします。

 さあ、その幕張寄席に何名のお客様がいらっしゃったかは、次回のブログのお楽しみ。

 

 高座から降りてきた真蔵さんの肩を、運営陣はポンっと叩きます。

 今回のMVPのひとりは、間違いなく真蔵さんでしょう。

ファインプレー!真蔵 さん!

 

 こうして、無事に今いちさんは3分遅れで登場いただくことができました。

 

 玖世さん、笑来さん、かいようさん、真蔵さん、この胸熱のエピソードは一生語っていきますね。

 

 さあ、プロの噺家さん、さらには、寄席文字のプロ、橘右朝さんの登場で、これからますますエンジンがかかっていきますよ。

 

 

橘 右朝 さん

 

春風亭 吉好 さん

 

古今亭 今いち さん

 

◎ 裏方の大活躍

 

 さすがはプロの方々。寄席の空気はグングンと盛り上がっていきます。

 その裏では、裏方スタッフの力がしっかりと支えていました。

 

 千葉大落研には、「襲名」という文化があります。先輩が名乗っていた高座名を継承するというものです。

 その結果、同じ高座目の演者が、同じ寄席に登場するということも、よくあります。

 今回も、浮世亭小凡さんは3代登場しておりました。

 

 「重なる高座名について、めくりでどう表現するのか」

 

 これは難問を解決したのは、6代目浮世亭小凡さんの粋なアイデアでした。

 

高座の様子

 開演前、めくり台が高座に設置された瞬間、小凡さんが嬉しそうにつぶやいた一言が印象的でした。

 

「これが大人の遊びだよ」

 

 さまめの3人に知恵をかし、そして自ら動く小凡さんも立役者のひとりです。

 

 ご紹介した寄席文字千葉大落研の伝統ですが、下座の生演奏も同じく伝統です。

 

下座の様子

 

 そして、今回の番組では下座チームも高座に登場です。

 その名も、「ろんどと仲間たち」。

 花乃家ろんどさんを中心とした下座チームです。

(名前のわりに2名の登場だったのは、突っ込んでもよかったのでしょうか。)

 

 ですが、相性抜群のこの二人には人数など関係ありません。軽快なトークで大いに会場を盛り上げます。

 後日伺った話ですが、この時のろんどさんのトークはアドリブだったとか。この柔軟な発想は、どんなサゲであっても臨機応変に対応することが求められる下座で磨かれた武器なのでしょう。

 

◎ 秋の大さまめの立役者たち

 

 今回の寄席を語るにあたっては、この3名に触れないわけにはいきません。

 さまめの3名、三升亭酔狂さん、浮世亭楽狂さん、十五夜月海さんです。

 寄席の準備から、本番、そして宴会まで、全力で走り抜けてくれました。

 そんな3人の個人的なイメージを書かせていただきます。

 

【三升亭 酔狂】

 

 いい塩梅でチームのバランスを見事に調整する陽気なドラマー。彼がいると、場の雰囲気がふわっと和む。誰もが望む彼のその存在を、「ゆるキャラ」と言うのは失礼か。

 

雑談する酔狂さん。いい写真がなかった!

 

【浮世亭 楽狂】

 

 仕事に対しても、人に対しても、細かいところまで気を配る絶対音感の調律師。寄席文字はウマい、落語は面白い、着物は似合うときたら、他に足りないものはあるのだろうか。

高座の楽狂さん。会場、大爆笑!

 

十五夜 月海】

 「さあ行こう」と大きく手を振り、最後まで笑顔で走りぬく魅惑の指揮者。彼についていきたくなるのは、カリスマ性によるものか、その甘いスマイルによるものか。高座できった啖呵に新たな魅力を感じた。

 

高座の月海さん。そのスマイルよ!

 

 これからも、さまめとして大いに活躍していただくとともに、また一緒に寄席をやりましょうね。

 

◎ 寄席のもうひとつのテーマ

 

 今回の寄席の目的は、地元のお客様に楽しんでいただくことの他に、もうひとつテーマがありました。

 

千葉大学落語研究会 大学祭特別興行を盛り上げよう。」

 

 2週間後に控えた3年生の卒業公演「大学祭特別興行」。

 これは千葉大落研にとっては、1年で最も重要なイベントなのです。

 

 その舞台に、ひとりでも多くのお客様にお越しいただきたい。

 そして、私達OBも現役の背中をそっと押すことができたら。

 

 そんな想いで作り上げた寄席でした。

今回のトリ、子敷屋 飛雲 さん。独特の空気で語る唯一無二の落語。また聞きたい。
もちろん、現会長 風呂屋 苦沙弥 さん、いらし亭 旭陽 さんの高座も最高でした。このプレッシャーの中、よく走り抜けてくれました!

 

 そして迎えた2週間後の大学生特別興行。

 秋の大さまめ会がきっかけでいらっしゃったお客様。

 久々に顔を出してくれたOBさん。

 

 さまめが繋げてくれたのは、お客様とのご縁でもあり、OBさんとのご縁でもあったのです。

 

■ 運命のコインマジック

 

 そろそろ、まとめに入っていこうと思います。

 

 冒頭で紹介した「運命のコインマジック」。

 この芸は、大学祭特別興行の打ち上げで大先輩に教えていただいたもの。

 秋さまめが運んでくれた「ご縁」のひとつです。

 

 その内容は、3枚のコインから1枚を選んでもらい、私がそれを当てるというマジック。

 2枚では物足りず、4枚では失敗する。3枚だからこそ成功するマジックなのです。

 

 このコインマジックを、さまめの3人に重ねたら話はできすぎでしょうか。 

 

 でもやはり思うのです。

 この3人だからこそ、秋の大さまめは、あれほど温かく、そして力強く成功したのだと。

  

冒頭に紹介した写真は、橘右朝さんが不在だったため、改めてもう一枚!

 

第四十回~秋の大さまめのご案内「全世代総力結集」

 こんにちは。先日、「神の絨毯」と称されるほど美しい紅葉を見て、心がすっと洗われた鶴蔵です。

 その舞台は、東北にある栗駒岳。眼下には何色にも染まった紅葉が一面に広がっておりました。

 

 紅葉がより一層美しく感じるのは、「たった1~2週間しか見られない」という期間限定のイベントであるからでもあると感じます。

 秋限定の風景に、たっぷりと浸っていきたいですね。

 

 さて、その旅行の道中、車の中では、自民党総裁選のニュースが流れておりました。

 新しく総裁となられた高市早苗さんの就任会見が印象に残っております。

 

 「全世代総力結集で取り組んでいきます。」

 

 全世代総力結集といえば、来週末に開催される「秋の大さまめ」。

 

 こちらは、千葉大学落語研究会の現役とOBが力を合わせて作り上げる落語会です。

 

 

※今回は、落研出身のプロの落語家さんも登場します!

 

「地域の方々にお楽しみいただきたい。」という目的はもちろんですが、もう1つ、大切なテーマを持って臨んでいきます。

 

 「大学祭特別興行を盛り上げていきたい。」ということです。

 

 大学祭特別興行は千葉大学落語研究会において、最も大きなイベントであり、3年生の卒業公演であります。

 校舎の1室に手作りの高座を設置し、1日中、落語漬けになる日。

 

 後輩が考えた大学祭特別興行のキャッチフレーズを思い出します。

 

「心が噺たがっているんだ。」

 

 それだけの情熱を持って臨む特別興行、こちらもぜひお越しください。

 詳細は、「秋の大さまめ」のチラシ裏面に記載がありますので、ぜひご覧ください。

 

 さて、話は、「秋の大さまめ会」に戻りますが、中心人物は、令和落語会「さまめ会」の3人。

 

・十代目 三升亭 酔狂(さんぽ)

・七代目 浮世亭 楽狂(まっつぐ)

・四代目 十五夜 月海(めもりい)

※かっこの内側は前座名を示しております

 

 こちらをご覧になってお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、「さまめ会」は彼らの名前から1文字ずつを取ってできております。

 

 この3名には、中心となって調整役を担っていただき、さらに、「ふくぶくろ」にもお声がけいただきました。

 ただただ感謝しかありません。

 

 そんな彼らのもと、現役とOBが力を合わせて準備を進めております。

 私がそんな熱量を思い知らされたのが、こちらの番組表。

 

※春風亭吉好さん⇒「珍風亭龍昇」、古今亭今いちさん⇒「今々亭志ん狂」

※出演時間は変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

 

 この番組表は、何と全て手書きなのです。

 ご来場いただいた皆様に、配布させていただきます。

 

 その他にも、当日は千葉大学落語研究会の名物「下座の生演奏」もお楽しみいただけます。

 

 高市さんの会見ではないですが、何よりもワーク・ライフ・バランスを大事にする私達。

 仕事はほどほどに、寄席は全力で取り組んでいきます。

 

 「さまめ会」の3人が中心となって作り上げるステージに、私は全力の落語で応えたいと思います。

 

 期間限定どころか、年に1回しかないビッグイベント。

 「神の絨毯」にも負けない見ごたえたっぷりの落語会。

 

 それでは、皆様、10月19日(日)に千葉市若葉文化ホールでお会いしましょう!

 

【おまけ】

 

 

 

 こちらが「神の絨毯」です。

 景色を楽しむ登山者の黒い影、その先に広がる色とりどり紅葉。そして上空には、まるで翼を広げているかのような真っ白の雲。

 とてもステキな写真を撮影できなので、皆様に共有させていただきますね。

 

第三十九回~幕張寄席のご案内「興奮のスタメン発表」

 こんにちは。先日、北海道にあるエスコンフィールドHOKKAIDOへ行ってきた鶴蔵です。

 

 野球観戦において、私が最も興奮する瞬間はスターティングラインナップが発表されるとき。

 

 大型ビジョンに映し出される大迫力の映像とともに、選手の名前がアナウンスされ、ファンのエールが野球場いっぱいに響きわたります。

 

 「寄席の番組も、こんな感じで発表してみたい!!」

 

 そんな私の夢を、メンバーの協力をいただき、ふくぶろぐで実現させていだきます!

 

 皆様、大型ビジョンに映し出される演者の顔を想像して、ビールを片手にお楽しみください。

 

※寄席の詳細は、最後にしっかりとお伝えいたしますので、それまでは、私のわがままにお付き合いいだけると嬉しいです。

 

※寄席の紹介は、エスコンフィールドHOKKAIDOの演出「JOURNEY TO THE CLIMAX 2025」を参考にしております。

 

JOURNEY TO THE CLIMAX 2025

 

 穴川で挑戦した「しゃべりの限界」

 

 土気で課した「新作への制限」

 

 その一言に情熱を注ぎ

 

 戦い続ける勇敢な戦士

 

 FINALの先に歓喜が待つ

 

 まだ見ぬ景色を幕張で

 

2025年 最終公演 

 

 幕張寄席 「となりのふくぶくろ」

 主任 初代 麻屋 真蔵

 

 

 続きまして、主任が寄せたエールとともに、スターティングラインナップの発表です!!

 

 

 千両〇〇。千両〇〇…?

 いったい「何が」千両なのか。その答えは会場で君自身の目で確かめろ!

 前座にするには勿体無いので口上の直後に配置、いきなりフルスロットルです。

 

 2代目 いらし亭 旭陽 「千両〇〇」

 

 

 我らが代表、愛狂さんの「ぺたりこん」!これ絶対うまいやつ♪

 しかし「千両〇〇」からの「ぺたりこん」。

 今回の主任は寄席を成立させるつもりが有るのか、無いのか。無いんじゃないのか…! 

 

 3代目 女難亭 愛狂 「ぺこりたん」

 

 

 今回の主任、寄席を成立させるつもりは有りました!

 なぜならこの男がいるから。

 ネタおろしの多いアマチュア落語界において、数年に渡って叩かれ磨かれた彼の「だくだく」はまさに「十八番」。

 今回の影の主任です。

 

 中トリ 初代 風呂屋 苦沙弥 「だくだく」

 

 

 「皆、私をちゃんと理解してくれてるのかしら?」

 急に倦怠期の彼女のようなことを考え出した主任自身による「まくらクイズ」!

 10年来の友人たちの友情に涙するのか、はたまた気まずい沈黙が訪れてしまうのか…!?

 

 色物 まくらクイズ

 

 

 怖いのはあなたです。

 もう好きにしてください。

 

 4代目 麻屋 鶴蔵 「パワハラ怖い」

 

 

 寄席を成立させるつもりは有りました(パート2)!

 今回は彼女もいるから。

 苦沙弥&晴夢こそは主任の右腕と左腕。マクラ世代の双竜(ダブルドラゴン)。飛車と角。

 鶴蔵さんがどれだけかき回そうが晴夢をはさんでおけば大丈夫という信頼があります。

 まさに極上のグラニテ。

 例えすぎて意味わかんなくなってきました。

 

 8代目 子敷屋 晴夢 「時そば

 

 

 最後にトリの紹介です。トリには、私がエールを送ります。

 

 立川志の輔さんは言いました。

 「新作落語をつくっていく努力の中で古典落語の凄さがわかるのです。」

 穴川で披露した「正論」も土気で披露した「花泥」も、どちらの新作落語もこの道につながっていた。

 新作落語をとおして感じた古典の奥深さ。見つめ直した古典の魅力。

 さあ、信じてみよう。江戸時代から演じられる研ぎ澄ませた落語の力を。

 

 トリ 初代 麻屋 真蔵 「素人義太夫

 

 

 スタメン発表は以上となります。

 最後に寄席の詳細について、ご案内いたします。

 

・日時:10月25日(土) 13時開場 13時30分開演

・場所:幕張コミュニティセンター

・木戸銭無料

・予約不要

 

【幕張コミュニティセンターについて】

〒262-0032

千葉市花見川区幕張3ー7730ー4

 

www.makuhari-cc.net

 

 

 それでは、幕張コミュニティセンターでお会いしましょう!